計算の学習の進め方(初学者向け)

第1回の計算のミニテストを採点したのですが、なかなか思うように学習が進んでいない方が多いように感じました。

本試験では理論計算ともに出題されるためバランスの良い学習が必要ですよ。

今日は計算の学習の進め方を簡単に説明します。

目次

[1] 計算を復習する日を決める

理論については通勤時間などで毎日復習ができますが、計算は机の上でテキストを読み返し、問題集を解く必要があるので自宅などで復習する日を決めましょう

働いている方は1週間ごとに仕事の予定と折り合いをつけながら勉強のスケジュールを立てましょう。

なお、おすすめの復習の日は土曜日の講義後、または、日曜日です。

人間の記憶は時間がたてばたつほど思い出すのに時間を必要としますので、受講後すぐに計算の復習ができるようなスケジュールを立てると良いですよ。

宿題の個別問題集は2~3回解けるようにスケジュールを立ててください。

また、平日に勉強する日のであればいつもより1時間早く朝起きてやるのが良いと思います。

[2] 主にやること

計算の復習では次の三つのことを意識してください。

① 適用要件など税法上の取り扱いを暗記する

税法においては法律を適用するための要件などがあるため、テキストを読んでそれらを正確に暗記する必要があります。

テキストを読んで暗記し、閉じて、要件などを頭の中で鳴らし、その内容があっているかの確認を繰り返してください。

暗記をしていれば速く正確に解答でき、本試験での得点のアップにつながります。

② 計算パターンを暗記する

コメント、限度額算式など様々な計算パターンを暗記しましょう。

これらを暗記をしないと知識があっても速く問題が解けません。

テキストを読んで計算パターンを暗記し、問題集を解答してその内容があっているかの確認作業をしましょう。

どうしても時間がなければ暗記したい計算パターンをあらかじめスマホで撮り、隙間の時間に思い浮かべその内容を確認をするなどでも良いと思いますよ。

③ 解き方を確立する

いくら税法上の取り扱いや計算パターンを覚えても、本試験で上位10%に入らなければ合格できません。

したがって、他の受講生よりも速く正確に解答するために効率の良い解き方を個別問題・総合問題を何度も解いて確立しましょう。

また、速く解くためのノウハウは講師が知っていますので具体例や確認テストの解説を聞いて習得し、また、ご自身でその解き方を進化させてください。

なお、初学者の場合、総合問題の解答スピードが合格者レベルになるのは6月~7月になるので焦らず地道に頑張ってください。


税理士試験は理論・計算ともに暗記力が重要な試験です。

バランスよく暗記しましょう。

 

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この記事を書いた人

中込 雄一のアバター 中込 雄一 税理士

3児の父親で池袋で税理士をしています
最近はまっているのは娘の写真を撮ることとギターを弾くこと
元税理士受験の非常勤講師(相続税法)で元V系バンドマンです。

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