令和4年 税理士試験出題のポイントについての感想(相続税法)

国税庁HPの出題のポイントの理論部分を読んだ感想となります。
今気づいたのですが去年のは書いてなかったんですね…

[1] 問1

とても丁寧な文章と感じました。
出題のポイントですからその名のとおり要点を示すのが一般的だと思いますが、今年のポイントでは制度が設けられた背景(趣旨・歴史・問題点など)を重視して作成していると感じました。
趣旨が出題されているのは作問者の考え方の癖に起因しているのではないかと感じています。

なお、特に重要な部分は次の最後の4行と感じました。   

出典:国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/point2022/05.htm

このことから、各贈与の相続税課税時における相続税の課税価格に加算される贈与財産の具体的な価額、生前贈与加算の適用の可否、相続時精算課税適用財産の相続税課税の旨、贈与税額控除(精算)及び還付についての答案用紙に収まる範囲での広く浅い説明が必要になると思います。
模範解答の概ね6~7割が回答できていれば合格答案でしょう。

[2] 問2

問1と同じくとても丁寧な文章で制度が設けられた背景を重視していると感じました。

特殊な問題ではないので模範解答の8~9割が回答できていれば勝負になると思います。

すっかり秋らしくなってきて寒くなってますので風邪等を引かないようにして体調管理に気を付けて下さい。
小学生の長女が音楽発表会で木琴を担当することになり、ここ最近の休日は専らその練習に付き合わされています。

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この記事を書いた人

中込 雄一のアバター 中込 雄一 税理士

3児の父親で池袋で税理士をしています
最近はまっているのは娘の写真を撮ることとギターを弾くこと
元税理士受験の非常勤講師(相続税法)で元V系バンドマンです。

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